ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ調査:ESGインテグレーションで資産保有者のリターンが顕著に改善

アジア太平洋地域の資産保有者の85%ESG要素を投資戦略に採用

Tuesday, April 25, 2017 2:48 pm EDT

Dateline:

2017年4月24日、東京

米ステート・ストリート・コーポレーション(本社:ボストン)の資産運用部門であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(以下、「SSGA」)は、420日、475の機関投資家を対象に行った       グローバル調査[i]の結果を発表しました。それによると、アジア太平洋地域の機関投資家の70%が環境・社会・ガバナンス(ESG)要素を投資戦略に組み入れる「ESGインテグレーション」が投資リターンの顕著な改善につながっていると回答しました。同地域の74%の回答者はESG戦略がボラティリティ管理にも有効だと指摘していますが、それは資産保有者がESG戦略を投資パフォーマンスの向上のために活用していることを示唆しています。

 調査結果について、SSGAESGグローバル事業責任者クリス・マクネットは、次のようにコメントしています。

「現在、機関投資家市場では全体としてESG戦略へのシフトが進行中ですが、投資全体にもたらす影響については、資産保有者や資産運用会社の間に様々な見方が存在しています。いずれにしても、市場の大多数は、ESG戦略を『投資マンデートの一部とすべきか』を検討する段階から、『運用プロセスの変化を促しつつ、投資リターン目標の達成に有用な投資機会を積極的に追求する』段階へと変わりつつあります。」

 資産保有者の間で、積極的株主行動(アクティブ・オーナーシップ)を総合的なESG戦略に組み入れている比率が最も高かったのはアジア太平洋地域でした。投資対象の企業に対してESGの側面からも何らかの形でエンゲージメントを行っている資産保有者は、米国が70%、欧州・中東・アフリカ地域が58%だったのに対して、アジア太平洋地域では80%に達しました。

 SSGAESG投資及びアセット・スチュワードシップ責任者ラキ・クマールは、次のようにコメントしています。

「この45年の間で、機関投資家のESGについての知識とそれへの関心の水準はいずれも著しく高まってきました。しかも、その勢いは増す一方です。優れたガバナンスは、二酸化炭素排出量(カーボン・フットプリント)などの削減や経営陣の従業員への関与の在り方などの改善につながるという認識が広がりつつあります。私たちは、ESG要素への対応が優れている企業は、長期的により良い投資パフォーマンスをもたらすより質の高い投資先だと考えます。」

 ESG戦略への関心の高さにかかわらず、ESG要素を資産ポートフォリオに実際に反映させている機関投資家はまだ限られており、SSGA調査ではそうした傾向がアジア太平洋地域で特に強いことがわかりました。同地域の場合、ポートフォリオに対するESG要素の反映率が50%超と回答した機関投資家はわずか19%と低く、逆に反映率が25%以下との回答は43%に上りました。

 ESGインテグレーションの本格的な普及への主な阻害要因について尋ねたところ、アジア太平洋地域では、コスト(59%)、ステークホルダーからの要求の低さ(52%)、価値基準の不明確さ(52%)、自社の知識・能力の不足(52%)が挙げられました。全世界で見ると、57%の回答者がESG投資パフォーマンスに関する資産運用業界ベンチマークを設定することの難しさを挙げました。同様に、全世界では56%の回答者が外部ESG資産運用会社の正確な評価が大きな課題だと指摘しています。

しかし、これらの解決するべき課題があるものの、アジア太平洋地域の回答者の大多数(90%)が、今後2年間に、単なるネガティブ・スクリーニングではない、本格的なESGインテグレーションを推進していく方針を持っていることがわかりました。

SSGAのアジア太平洋地域投資責任者ケビン・アンダーソンは、次のようにコメントしています。

「積極的株主行動が企業ガバナンスにポジティブな効果をもたらすことはすでに認識されています。調査結果で、その積極的株主行動をESGプログラムに組み入れることに、アジア太平洋地域の資産保有者の大半が積極的であることがわかりました。これは、とても喜ばしいニュースです。資産運用におけるESG要素重視の推進が企業にポジティブな変化を促し、それが投資リターン目標の達成につながることをより多くの投資家が納得するようになれば、ESG要素を実際に資産ポートフォリオに反映させる機関投資家の比率は増えると予想しています。」

調査結果についての詳しいレポート(英語版)は、こちらでご覧いただけます。


[i]調査回答者には、公的年金基金、エンダウメント(基金)、ファンデーション(財団)、公的機関などが含まれます。回答者の地域比率では、アジア太平洋地域は39%で、対象は日本、シンガポール、韓国、香港、中国本土、オーストラリアでした。

 

調査について

本調査は、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、北欧諸国、オランダ、韓国、シンガポール、日本、中国本土、香港、オーストラリア、米国を拠点とする475の資産保有者を対象に行ったものです。回答者には、公的年金基金、企業年金基金、エンダウメント(基金)、ファンデーション(財団)、富裕層向けファミリー・オフィス、政府系ファンド、中央銀行、国際機関が含まれます。調査は201612月から20171月にかけて実施されました。

 

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)について

40年にわたり、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(以下「SSGA」)は、直接的、間接的な当社の多くのお客様に対して投資目的達成に必要なサポートをさせて頂くことに邁進してまいりました。SSGAは、世界屈指の優良な機関投資家や金融法人のパート ナーとして、インデックス運用からアクティブ運用に至る、厳密かつリサーチ主導の投資プロセスを通して、パートナーの目標達成のお手伝いをいたします。運用資産残高が数兆ドル*に及ぶ当社は、そのスケールとグローバルな組織展開により、あらゆる市場、地域、資産クラスへのアクセスはもとより、考え抜かれた考察と革新的なソリューションをお客様にお届けいたします。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズは、ステート・ストリート・コーポレーションの資産運用部門です。

* 20161231日現在の運用資産残高は2.47兆ドルです。この運用資産額(AuM)には、ステート・ストリート・グローバル・マーケッツ及びステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの関連会社であるステート・ストリート・グローバル・マーケッツ・エルエルシーの資産(20161231日現在)で約306.2億ドル)が含まれます。

 

【本件に関するお問い合わせ先】

ステート・ストリート  広報部                             03-4530-7105           Japan_Corp_Comms@jp.statestreet.com 

広報窓口(クレアブ)担当:和気・仲道             03-5404-0640            StateStreetJapan@kreab.com

 

JPMKT-2191

 

失効日:2018430

 

Media Contacts

Contact a member of the State Street Media Relations Team.

Social Media

State Street on the App Store

State Street on Twitter

A personal story from the CEO of explains why handwritten notes matter in a digital age. #STTlisten https://t.co/0nsbz2yErA-3 hours 3 min ago
Technology, people, insights & experience – your winning combination in the million dollar tech race. #OIConference https://t.co/fLsIW8hv7A-4 hours 4 min ago
[Press Release]: $STT’s Quarterly #Brexometer Index Reveals Latest Investor Sentiment Toward #Brexit https://t.co/OhNRIJhqP1-20 hours 40 min ago
When it comes to fund performance, motivation matters. #OIConference https://t.co/QJt5150w39-23 hours 35 min ago
Business Wire NewsHQ℠